トランシーバー豆知識その1

  • Oct 25, 2011
  • Pankie Koba

まず、トランシーバーを初めて使う方に、弊社の機種の基礎知識についてご説明いたします。

アナログ波のトランシーバーはチャンネルが16チャンネルのものと35チャンネルのものがあり、登録局のデジタル波は30チャンネルで、同じチャンネル同士で交信できます。例えばチャンネル1とチャンネル1なら何人でも交信できます。もちろん他のチャンネル同士でも同じです。ただし、チャンネル1と他のチャンネルは交信できません。ですから、グループ分けの交信も可能です。つまり、35チャンネルなら、最大35グループに分けた交信ができます。

そして、よく、他社のトランシーバーとも、同じチャンネルであれば交信できると勘違いされる方がいますが、同じチャンネルでもアナログ波の場合、会社毎に周波数が違うので交信できません。

ただ、非常に狭い周波数帯域で振り分けられているので、展示会場や同じホテルで複数社が大量のトランシーバーを使用する場合、近距離だと、雑音が入ったり、混線したりするケースもごくまれにあります。その場合は、他のチャンネルに切り替えて使用してください。

登録局のデジタル波は、同じグループ設定で同じチャンネルであれば、機種が違っても、またどの所有会社のものでも交信できます。ですから自社で何台かお持ちで足らない分だけ借りることも可能です。ただし、秘話設定をしてあると他社所有のものとは交信できませんので、ご注意ください。

また、バッテリーの持ち時間ですが、普通に交信すれば、アナログ波の場合平均で12時間、デジタル波の場合8時間程度です。弊社の場合、予備バッテリーも台数分フル充電して付けるので、頻繁に話す人や長時間使用する人はポケットに予備バッテリーを入れておくのもいいでしょう。そうすれば本番中・撮影中などに途中で交信できなくなる心配はありません。

それから、交信の基本トークですが、携帯電話と違い、同じチャンネル同士は一斉発信ですので、例えば、「田中より鈴木へ」 「はい、鈴木です」と、誰から誰への確認をしてから、要件を話してください。

そして、使用開始前に必ず、交信テストを全員で行ってください。この場合も、誰かひとりが発信者になり、ひとりずつの名前を読んでから、返事をもらってください。返事も必ず名前を言ってもらうように。このテスト交信の時に、ボリュームが小さいか大きすぎるか、また、マイクの位置が口から遠すぎないか、マイクのボタンスイッチの押し方が悪く、途切れ途切れになってないかなど、確認して指示を出してください。

イヤホンですが、耳穴に合わず、落ちてしまうという方がいらっしゃいます。その場合はイヤホンのコードを耳の後ろから上部に巻くようにしてみてください。また、イヤホンフックを予備でお付けいたしますので遠慮なくおっしゃってください。

次回また続きます。

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