あなたはアナログ派(波)、デジタル派(波)?
総務省が発表した電波法施行規則の改正により、2022年(平成34年)11月30日をもって、現在のアナログ式簡易無線機は使用できなくなります。
そこで、徐々にデジタル機への移行が進んでますが、長所と短所があるので、簡単に説明いたしましょう。
まず、従来の「免許局」に加え、新しく「登録局」が設置され、無線免許がなくても、登録申請だけで、個人でも所有および使用ができるようになりました。
個人のレジャーユースなど裾野を拡げたいということでしょうか。
また、電波はすべてデジタル波にした方が管理しやすいということもあるみたいです。
一般的なデジタルの特徴は、まず音質がアナログより雑音がなくクリア(個人的には無機質で機械的な音質になるので嫌いですが)です。そして、同じ出力でも直進性が優れてるので、アナログよりも遠くまで届きます。同じ5Wでも遮蔽物がなければ、6km先くらいまで届きます。広い会場の屋外イベントやゴルフ場では威力を発揮します。
ですが、アナログのように曖昧さを持ってないので、遮蔽物がある場所で使用すると、いきなり交信できなくなる場合があります。建物内ではその現象が多く現れます。 その点アナログは雑音混じりでも交信がいきなり途切れることはありません。どんなことがあっても、つがっているぞという感じが健気で、好きです。
もう一つデジタルの欠点がありまして、相手が受信するのに0.3秒くらいの間があります。タイムキープが重要な時には少しストレスを感じます。これがなんとも気持ち悪く感じる時があります。特にステージ進行など。
さあ、あなたはアナログ派、それともデジタル派?とはいえ、2022年にはアナログは消えてしまいます。それまでは、アナログの灯を消さないよう頑張ります。