偉大なる音楽家ジョン・レノン No.2

  • Apr 23, 2012
  • Pankie Koba

「ツイスト・アンド・シャウト」は、ビートルズとして正式デビューする前、ハンブルクでもキャバーン・クラブでも、ライブの最後に必ず演奏する曲でした。どれだけジョンがロックンロールを愛していたか、それだけでもわかるくらいです。

このファーストアルバムで聞き逃してはならないのは、ジョンのギターのカッティングです。最初の「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」から、骨太でしかも小気味よいギターにゾクっとさせられます。これは、ハンブルグ時代から夜通しタフなライブで鍛えあげられた賜物です。最初の頃はアコーステイックでも、会場の雑音に負けない迫力あるサウンドを出してたんですから!デビューの時にはすでに筋金入りのバンドだったわけですね。リズムギター(サイドギター)はあまり注目されませんが、ギターをプレーする人にはジョンの、野太く掻き鳴らしながらも正確でグルービーなギターは痺れるはずです。

話は前後しますが、1956年、ジョンが16歳の時、ロックンロールと衝撃的な出会いをします。それは、エルビス・プレスリーの歌う「ハート・ブレイク・ホテル」でした。その当時のジョンの心の救世主であり、その後のジョンの人生を決定づけたほどぶちのめされたんでしょう。それからは、エルビスはもちろん、ファッツ・ドミノ、バディ・ホリー、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、リトル・リチャード、チャック・ベリー、ジーン・ビンセント、ラリー・ウィリアムズ等のロックンロールナンバーや、シュープリームス、クッキーズ、シュレルズ、マーヴェレッツ等のガールズ・グループ、ミラクルズ、コースターズ、アイズレー・ブラザーズ等のコーラスグループ、そしてアーサー・アレキサンダー、レイ・チャールズらのブラックミュージックを片っ端からコピーしていきました。これがジョンの礎になり、ビートルズの礎となったわけです。

ジョンはこう語ってます。「ロックンロールより素晴らしいものはないね。」

それは、ロックンロールへの愛と感謝の気持ちを持ち続け、、そして世間の常識や意識をことごとく変革しても尚ロックンロールとともに変化し続け、生き続けたジョンの魂の叫びといっても過言ではないでしょう。

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