アナログトランシーバーとデジタルトランシーバーの違い

  • Jun 29, 2013
  • Pankie Koba

アナログ電波とデジタル電波の特性の違いが顕著に表れる点として、まず音質です。アナログの方は肉声に近い音質ですが、デジタルの方は圧縮した音質なので、クリアでシャープな感じに聞こえます。

次に交信距離ですが、デジタル電波は直進性が優れているので、遮蔽物ない屋外では威力を発揮します。最大5~6Kmの距離でも交信できます。ただし、ビルや住宅などの遮蔽物がある市街地では4Wのアナログトランシーバーと全く変わりません。

また、デジタル電波は一定の交信環境を下回った時に突然「プツっ」と交信できない状態になります。一方アナログ電波はそういう環境になった場合、雑音が混じるようになりますが、突然途切れるようなことはありません。

それから、同一チャンネルを交信可能な範囲内で他局が使用している場合、アナログトランシーバーはトーンスケルチ設定がされているので他局の通話を受信したり、こちらの通話を受信されたりする心配と交信不能になる心配は全くありません。

デジタルトランシーバー(登録局)はユーザーコードとチャンネルが同じであれば、他局の通話を受信できるし、こちらの通話も受信されてしまいますので、秘話設定機能が付いています。(ただし、弊社のトランシーバーは秘話設定をしておりません。)また、異なるユーザーコードで同チャンネルの場合、他局の通話との混信はありませんがキャリアセンス機能により、最初に送信スイッチを押した人だけが送信でき、その間の他の人は全く送信ができなくなってしまいます。

一つの会場内で大量のトランシーバーを複数チャンネルで使用する場合、アナログトランシーバーは別チャンネルでも電波干渉を起こし、雑音状態になる時もありますが、デジタルトランシーバーはその心配はありません。

最後に通話時間の違いです。バッテリー1個で、アナログトランシーバーは10~12時間は可能ですが、同じ容量のバッテリーで、デジタルトランシーバーの通話時間は7~8時間くらいになってしまいます。

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