ぐらんぶる
スキューバダイビングを題材にした井上堅二先生原作・吉岡公威先生作画の漫画。
この漫画ダイビングを題材にしているが、ダイビングをしているシーンより飲酒して全裸になってるシーンの方が多い。
そんな漫画だが、見どころの1つとしてギャグが挙げられる。
この漫画の原作者でもある井上堅二先生のキレキッレのギャグセンスは前作のバカとテストと召喚獣(以下、バカテス)から健在である。
バカテスの時は高校生のおバカな学園コメディだったが、ぐらんぶるでは様々なしがらみから解放された大学生たちによる、ある意味アダルトなギャグを作画担当の吉岡公威先生の絵によりその魅力を何倍にも引き立ててくれています。
この漫画のあらすじは、海が近くにある大学への進学を機に、叔父が経営するダイビングショップ「グランブルー」に居候することになった北原伊織。
そこで出会ったのはとびきりの美女、そして酒とスキューバーダイビングと裸を愛する屈強な男たちだった。
そして、元が馬鹿で無神経かつ鈍感な性格の伊織は彼らとの暴走にのめり込んでいく。
そう、大学生のサークル活動を描いている。
そのため大学生の講義や試験なども話として扱われている。
その中には原作者の実体験をもとにしているものも数多く使われている。
前作のファンはより一層楽しめる。
そして忘れてはいけないのがこの漫画のテーマでもあるスキューバダイビング。
酒や全裸などで忘れがちになるがれっきとしたダイビング漫画なので、ダイビングのシーンもきちんと描かれている。
主人公である伊織にはかなづちという欠点があるが、そんな彼がサークル活動を通じてダイビングの楽しさに魅せられ、のめり込んでいく姿も見どころだ。
ダイビングをしたことのない私もダイビングに挑戦してみたいと思えるほどだ。
またなんと、この漫画はアニメ化と実写映画化もされている。
アニメでもきちんと全裸に飲み会、キレキッレのギャグは健在だ。
またきちんと注意文も開始前に入れる徹底的だ。
そして、実写映画。
これはまだ上映されてないが、原作者自身が「実写化してイケメンの股間を見るんだ!!」を構想段階から抱いていた大きな夢と公言していた。
どのくらい飲むのか、どんな風になるのか楽しみでしょうがない。
ダイビングの魅力にギャグと見所がいっぱいあるこの作品。
文面で語るだけでは魅力は伝えきれない。
一度お手に取って見てもらいたい。
絶対に損はしないと断言できるほどに面白い漫画だ。