よこはま物語その35


本牧ふ頭入口あたりにある「USS シーメンスクラブ」
1986年10月5日からテレビドラマとして始まり、2024年に公開された第8作の劇場映画まで、約40年近くロングラン・ヒットを続けている「あぶない刑事(デカ)」は、横浜の様々な場所でロケが行われました。その聖地と呼ばれているお店をいくつかご紹介いたしましょう。
まずは、タカこと鷹山敏樹(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭平)が刑事として所属する、神奈川県警港警察署(実在しません)の近く、本牧ふ頭入口あたりにある「USS シーメンスクラブ」です。
二人がビリヤードをやるシーンとバーカウンターで飲んでいるシーンを思い出します。
ここの正式名称は「UNITED SEAMEN’S SERVICE(略してUSS)」で、通称が「シーメンスクラブ」です。
1942年に、当時の大統領フランクリン・ルーズベルトの妻エレノア・ルーズベルトの発案によって設立された船員向けの福祉施設です。ニューヨークに本部があります。
横浜には1947年頃山下町にできて、中区役所の向かい側に移転した後、1974年現在の本牧に移りました。本牧に移ってからは一般の日本人も利用できるようになりました。
バー・レストランはもちろん、ビリヤードやダーツなども利用できます。以前はピンボールマシンも両替所もありました。
外にはテニスコートもありました。
今は本牧ふ頭の港湾関係者用のランチ営業だけで、夜はほとんど営業していません。





30年ほど前までは深夜まで営業していて、外国人の利用者の方が多く、まさにアメリカという感じのお店でした。


今もバーカウンターとビリヤード台は昔のまんまです。

30年ほど前のビッグサイズ・ハンバーグ

今もこの値段でハンバーグステーキセットが食べられる!(もう少し値上がりしてますが)

以前よりもだいぶ小さくなりました・・・
続いて、やはり港警察署から歩いていけるY.C.C(横浜クルージングクラブ)です。

ここは新山下の倉庫街の突端にあります。
「Tycoon」という大型アジアンレストランの跡地に2022年オープンした話題のイタリアン「Re:Journal」の先です。
ベイブリッジが一番近くに見えるレストランが2階にある会員制のヨットクラブです。
1977年に、岡本造船所の社長 岡本豊氏が工場を改装して2階に「ハーバービューレストラン」をオープンし、同年にY.C.Cを設立いたしました。
ハーバービューレストランで、タカとユージが浅野温子演じる少年課の真山薫にランチを奢ってもらうシーンを思い出します。

船内をイメージした内装で木材の床がたまらなくいい感じです。

窓から見えるベイブリッジも最高です。

Y.C.Cすぐ下の桟橋からベイブリッジを望む

Y.C.C会員のヨットたちがすぐ隣に停泊しています

ここから見る夕焼けは絶景です!
さぁ、最後に東神奈川駅から歩いて6分ほどの、米軍施設「横浜ノース・ドック」入口の瑞穂ふ頭にあるバー「スターダスト」と「ポーラスター」をご紹介いたしましょう。
タカとユージがバーで飲むシーンには一番多く使われた場所です。




バー「スターダスト」は1954年に林寛氏が開業し、息子さんの林彰男氏がマスターになってしばらく後に「ポーラスター」も経営するようになりました。
現在ポーラスターは一般営業は行ってなく、貸切営業のみです。(※ご利用したい場合はスターダストに連絡を!)

1954年オープン時からまったく変わっていないスターダストの内観。床も壁も天井もそのまんま。船内を感じさせます。

オープン時からのジュークボックスはさすがに新しいSEEBURG社製のものに変わってました。

ポーラスターの内観もとっても洒落ています!
舘ひろしと柴田恭平が元気なうちに、もう1本劇場公開されるかもしれませんね!
その時までご紹介した聖地のお店も元気に営業していてほしいと心から願っています。